今回は過食嘔吐で沢山食べて吐く理由についてです。過食嘔吐等の摂食障害は「心の病気」と言われますが実際の所どうなのでしょうか。
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過食嘔吐は心の病気?
摂食障害は心の病気だと言われています。
- 体重の重さ・軽さで自分の評価が変わる
- 体重の重さ・軽さで気分の浮き沈みが決まる
- 少しでも体重が増えると自己嫌悪に陥り
主に心理的には、体重の重い軽いでで自己評価が変わったり、それ次第で気分の上がったり、落ち込んだりする傾向にあります。また、少しでも体重が増えると自己嫌悪に陥る事も。
完璧主義で真面目な人が多いと言われています。
そして過食嘔吐を繰り返す事で体力が低下し、学校や仕事に行けなくなる人がいると同時に、食費も掛かる等、生活面に大きく影響を及ぼします。
母親からの愛情不足
良く言われるのが母親からの愛情不足です。小さい頃に母親から受ける愛情が少なかったり、母子の関係性が悪かったりすると、愛を欲するように食へと走るとも言われています。
上記はあくまでも「摂食障害」における「過食嘔吐」を心の病気と定義した場合の定説になります。
しかし、実際はどうでしょうか。
過食嘔吐をする理由
私の場合や、過去に私の周りにした過食嘔吐をしている人達の「過食嘔吐をする理由」を紹介して行きたいと思います。
食べるのが大好きだけど、太りたくないから過食嘔吐
最も多い理由は「食べるのが好きだけど太りたくない」です。私もこの理由が大きな部分を占めています。
単純に食べるのが大好きだけど、太りたくない、細い身体のままで食べたい物を思う存分食べたい、という人が食べては吐くを繰り返しています。自制心に欠ける、我慢が出来ないという意味合いに親しいかもしれないです。
ダイエットの反動で過食嘔吐
食事制限を伴うダイエットの反動で過食嘔吐に走る人も少なくはありません。拒食症と過食症を繰り返す人も多いです。
今まで「食」に対して我慢してきたものが一気に爆発して、沢山食べてしまう、その後公開して吐いてしまう。一度吐く事に成功したら、今まで頑張って食べる事を我慢していたのが馬鹿らしくなってしまったというケースもあります。
ストレスの反動で過食嘔吐
これは心の病気に近い部分にもなりますが、どこにもぶつける事の出来ないストレスを食べる事で発散する人もいます。胃がはちきれる程食べて、一気に吐くという一連の行為自体がストレス発散になるというイメージです。
過食嘔吐は異常な行動である事を自覚しよう
普段から行っていると過食嘔吐が生活の一部となり、最初は自分で自分を心配していても、次第にそれが普通になってしまいます。
しかし上記の理由でも説明した通り、「太りたくないから吐けばいい」「ストレス発散に食べて後で吐けばいい」「吐く事がストレス発散」というのは普通ではありません。何かしらの心のストレスや欲求が満たされない苦痛からの逃げ道として「過食嘔吐」があります。
私自身、家族とも仲良く、ポジティブで明るく自己肯定感も強い、所謂“メンヘラ”とは程遠い性格をしているので「心の病気」というとどうしても違和感があるのですが、実際深く考えてみるとやはり異常な行動である事は明らかです。
「吐けばいいや」という発想自体が心の病気という事を忘れてはいけないと感じました。
過食嘔吐で吐く理由、痩せたいから?摂食障害が心の病気?まとめ
結論として、過食嘔吐は広義で見て「心の病気」だと思います。
しかし、世の中で言われている「小さい頃の愛情不足」や「自傷行為」とは異なる理由で過食嘔吐をしている人も少なくありません。心に何の傷もなく「ただ痩せたいから」という理由でダイエットの一貫で行っている人も存在ます。
とは言え、吐くという選択する時点で心はおかしな方向に向いているので、心の病気と言っても間違いではないと思います。