今回は過食嘔吐で痩せない理由と、痩せるためにはどうすればいいか?を解説していきます。
基本的に正しく過食嘔吐ができていれば体重は自然と(ゆるやかに)減少していきます。では過食嘔吐で痩せない人にはどんな特徴があるのでしょうか。
Contents
過食嘔吐で痩せる理由・原理
過食嘔吐は食べた物を吐くという事なので、体内に食べ物があまり吸収されません。(※しかし、口を胃に入れた瞬間から身体は吸収していくので吸収ゼロではありません。)
今まで食べて吸収していた量が100%だった場合、嘔吐をすればそれを20~30%に抑える事が出来るというイメージです。そのため、変化が現れるのは1週間後程からになります。そして吸収する量を落とす事が続くと徐々に痩せていくようになります。
では過食嘔吐をしても痩せない人は、何故でしょうか。
過食嘔吐で痩せない理由
過食嘔吐をしているのに痩せない人にはいくつか理由は考えられます。
過食嘔吐で吐ききれてない
1番多い理由が「吐ききれていない」です。本来食べた量の70~80%以上を吐ききるのが理想ですが、一生懸命吐いているつもりでも半分も吐けていないケースもあります。
吐ききれない場合、もちろん残りは体内に吸収されてしまいます。しかも沢山食べた後であればきちんと吐かないと通常の食事量以上を身体に吸収してしまいます。そのため過食嘔吐をしても痩せないという減少が起きてしまいます。
痩せるためには吐ききる事を意識して下さい。
食べた物を吸収してしまっている
先述した通り、食べ物は身体に入れた瞬間から吸収が始まり、食べ終わってから2時間で全部の吸収が完了します。
つまり、食べ始めた瞬間から体内に栄養が吸収されているという事になるので、食べた後すぐに吐く事が大切です。食事が終わってから吐くまでの時間が長いと吸収される量も増え、過食嘔吐をしても痩せないという事が起きます。
そのため、過食嘔吐で痩せるためには食事後は出来るだけ10分以内に吐くようにしましょう。
顔がむくんている
過食嘔吐のデメリットとして顔の浮腫みが挙げられます。
これは吐く事によって唾液腺が腫れてしまう事や顎の筋肉が発達してエラが張ってしまう事が原因です。顔が浮腫んで大きくなっていると身体が細くても太っている印象になります。
便秘している
過食嘔吐をしている人は便秘を併発している人が多いです。原因としては嘔吐する際に水分も多く出ていってしまい、便が固くなってしまっている可能性が高いです。
便秘をしているとお腹がポッコリしてしまい、痩せないと感じてしまう場合も。また便秘は肌にも悪いので、改善するようにしましょう。
過食嘔吐で痩せる方法
次に過食嘔吐で痩せる方法についてです。痩せない原因で説明した部分を1つずつ潰して行く事で痩せる事が実現出来ます。
吐ききる
食べた物はきちんと8割は吐ききるようにしましょう。
「吐いた」と思ってからあと3回くらいはえずいて吐くようにすると良いかもしれません。また、5~10分程時間をおいてから再度吐くのに挑戦するのも良い方法です。
浮腫まないようにする
顔がパンパンだと痩せた印象はありません。
唾液腺が腫れている、その腫れでリンパが詰まってしまうというのが浮腫の大きな原因の1つになるので、耳下から顎、首にかけてのマッサージをするようにしてみて下さい。既にエラが張ってしまっている方はボトックス注射等も有効です。
水分をとって便秘解消
便秘を続けない為にも、過食嘔吐時の水分補給とは別に、意識的に水を飲むようにしましょう。
なかなか便通が良くならない場合は、浣腸や便の通りをスムーズにするお茶等も有効です。※下剤はお腹が痛くなるので個人的にはおすすめ出来ませんが、下剤でもOKです。
浮腫と便秘に関しては運動も効果的なので、日頃から少しでも身体を動かすように意識しましょう。
過食嘔吐で痩せない理由!痩せる為にはどうすればいいかまとめ
過食嘔吐で痩せない理由のほとんどは「吐ききれていない」という事です。
吐ききるという感覚がどのような物かは実践していく中で身につける以外ないのですが、
- 吐いた後に胃がぺちゃんこになっているか
- 吐いた後に胃が軽くなっているか
- 吐いた後にまた食べられる程胃がスカスカになっているか
上記の3点を1つの目安にしてみるといいかもしれません。
辛い思いをして嘔吐しているので、痩せないのはもったいないです。吐ききる事を意識して痩せるように頑張りましょう。